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星稜高校、奥川泰伸を現地で見た

 猛暑が続くこの夏、それに負けないくらいの熱気を帯びた高校野球の地方大会が7月に行われていました。気がつけば今日から甲子園が始まります。皆さんどこに注目していますか?

 私が注目するのは星稜高校です。高校BIG4の一人、奥川泰伸投手のピッチングを先月現地観戦しました。ニュースや雑誌で「奥川くんすごい」という声はよく聞いてましたが実際どうなんだというところを自分の目で見てみました。

 梅雨が明け始めた7月24日、朝から電車とバスに乗り向かいました。歩く途中私の前にいる女子高生たちが大会について話をしており高校球児がこれほど人を惹き付けるのか感心しつつ大会が行われる石川県立野球場に着きました。球場は思ったより狭く感じ横浜スタジアムほどの大きさです。

 この日の試合は石川県予選の準々決勝で星稜対遊学館日本航空石川対小松大谷と重要な試合が組まれていました。スタメン発表の「5番ピッチャー奥川」の歓声がざわめく。前の金沢大付戦で球速158キロを出したせいか更に話題となり平日ながら内野の席はほとんど埋まっていました。

 

奥川投手の凄さとは

 まず1回の裏に入る前のキャッチボールでもう球の威力が違うと感じました。これだけでも人を沸かせるのは「やはりBIG4と呼ばれるだけあるな」と見いってしまいます。

奥川投手のフォームは天性の器用さを体現する選手であることがわかります。

まず球持ちが長くなおかつリリース時の手首のスナップが速いです。ここで球のノビとキレが出ています。また投げる動作で上げた左足が降ろす前に浮いたかかとを蹴ってから着地するので、バッター側が打つタイミングをとりづらいのではと感じています。この試合では最速150キロのストレートが出ており拍手がわきました。

 

 もう1つは球種が豊富であることです。3回に1点タイムリーを返され1死満塁のピンチの場面を迎えます。ここで奥川投手は縦のスライダーとカーブを使い三振を取りました。(映像がスマホ撮影でぶれています。見づらくてすいません)

 

 雑誌の評価を見て球種が多いと紹介していたのでフォークかチェンジアップ、時にスライダーがあるのかなと現地で考えてましたが後々他の方の映像確認すると縦のスライダーとカーブが右打者に対してビタビタに決まってました。

 週刊ベースボールのドラフトの特集でよく候補になる選手にどの現役の選手に近いかを評していますが、奥川投手は「田中将大」とタイプ付けられていますがそれとは違うと思います。奥川投手はもちろんストレートは速いですがスライダー、カーブ、フォークで三振をとることを考えると巨人菅野智之投手や元広島黒田博樹投手といった制球をもちつつ多才な変化球で打者を手玉にとるタイプだと思います。

 

星稜高校は甲子園で優勝出きるのか?

 では奥川投手擁する星稜高校は優勝出来るかという問に対すると個人的な意見としては失礼ながら星稜高校の優勝は厳しいと思います。

 まず奥川投手についていいますと左打者に打たれやすいと感じます。自身が見た限りでいえば、右打者には制球決まってストライクが決まりますが左打者だと外側のストレートを捉えられる可能性があります。ただ低めのインコースのスライダーは三振をとっていたので左打者に対するインコースの変化球とストレートの使い方が重要になります。

 また今年の星稜高校は昨年より打撃に苦しいのではと見ています。これも現地で見た個人的な勘ですが試合終盤、追加点を狙う時に塁に出ても併殺やスリーバント失敗といったプレーが起きています。もちろん高校野球石川大会はレベルが高いのは分かってますが今回星稜とあたった遊学館、鵬学園、小松大谷は研究して最後の最後まで点をやらないプレーに徹しているように見えました。(鵬学園は延長で8-6で負けましたが9イニングを6失点で終えてるので頑張っています)またあまり長打性のある打撃が少なく小技のプレーも決まりにくいことを考えると攻撃面に苦労するのではないかと思います。しかしホームランの当たりはあったので選手が塁に出て一発を決め投手が投げやすい攻撃を作って欲しいです。それができれば優勝に近づくかもしれません。

 

 いかがでしょうか?これはあくまでも個人的な意見で他の見方もあると思います。今日から始まる全国高校野球選手権大会に向けて選手について語りましたが「もう知ってるよ!」という人もいれば「これから注目する」という人も参考にしてくれれば幸いです。奥川投手は高校野球のスターですしこれからが楽しみな存在です。それでは今年の高校野球存分に楽しみましょう。